SHUKOCHIJINの日記

日々の気まぐれエッセイ

”who you are”, ” who I am” で過ごしたい

昨日は性同一性障害の方のお父様とご本人のお話を聞く機会がありました。ご本人(男の子として生まれた)は幼稚園の頃から違和感もあったとおっしゃっていました。お父様も小学校3年生の頃にはなんとなくちょっと違和感をもったそうです。男子トイレに行くことへの抵抗,プールに入ることへの抵抗,などなど日々たくさんあったようです。まわりからのいじめなど,いろいろ。

ある日,中学校から「学校からいなくなった」と連絡を受けたお父さんが急いで帰宅してみるとリスカして血を出している息子さんがいました。そのときは,この子のため,命がけで頑張ると決意したそうです。そして苦しいことがあっても,その分幸せも大きくなる,命を捨てずにがんばろう,お父さんが守るからと息子さんに伝え,息子さんもこれまでだれにも相談できなかったことを初めてお父さんに打ち明けることができました。その後もリスカは続いたそうですが,だんだんとなくなったそうです。

今、息子さんは「娘」として頑張っています。モデルとしても活躍。自分らしく,本当の自分を表現して・・・。そして性転換手術もするために医療機関にも相談しているようです。

性同一性障害の方のリアルな現実を聞くことができ,自分の身近にあることなのだと改めて思いました。これまではテレビなどでしか見たことがなかったものですから。

 

我々ができることって何かと考えると,一つは多数意見に流されないことでしょうか。特に日本は「長いものには巻かれろ」的な考えが強いですし,自分もそんな時が正直多いかなと。「違う人もいる」「ひとそれぞれ」を大事にしたいのと,“Who you are,who I am” で過ごせることの幸せを思います。

ちょっと支離滅裂かもしれませんが,今日はここまで。