SHUKOCHIJINの日記

日々の気まぐれエッセイ

「アラスカ物語」 新田次郎さん

 新田次郎さんの小説2つめに挑戦。「アラスカ物語」は宮城県石巻市出身のフランク安田がアラスカのエスキモーの暮らしに溶け込み,その一生を人々のために尽くした話。

 白人から受ける差別,それは時に命の危険もあるほどの差別。そして命がけで村を人々を救おうとした強い意志。現地で出会った日本人,白人との信頼関係。戦時下の理不尽。自然の厳しさ,美しさ,そして畏敬。

 常に命がけなのでハラハラドキドキ。でも,もっとも心拍数が上がったのは,フランクの場面ではなく,妻がもう一人の女性と一緒に留守を守っている夜に起きた狼群との戦いでした。しかも,そのタイミングで赤ちゃんが生まれるなんて!「読み進めるのが怖い!」と一度本を置いたりして・・・。白人カーターが本当に信頼のおける人かどうかも気になりながらの読み進め。結局,最後まで信頼できるいい人で本当によかった。

 歴史的にはアメリカの捕鯨の歴史,動物の乱獲,ゴールドラッシュ当時の人々の必死さ(金の亡者のギラギラした感情),そして,それに翻弄されるエスキモーたちの暮らし。栄枯盛衰。様々な背景をみたなあという感じ。明治の人の強さをこの本でも感じた。

 新田次郎さんの本,2つめも毎日仕事から帰って家で本を開くのが楽しみでした。次は何を読もうかな。

 

 

新田次郎さん,ありがとう!「密航船水案丸」

 新田次郎さんの「密航船水安丸」を読んだ。きっかけは,宮城県登米市東和町のことを知りたいと登米市のホームページなどを見ていて,この本の存在をしったことから。自分もカナダ(登米市姉妹都市BC州のVernon市)に短期間だけど住んだことがあったし,東和町も結構な回数(目的地への経由として)訪れたことがあったので,それをつなぐ題材がまさか本になっていて,しかも著名な新田次郎さんの著書とは!それに加え,新田次郎さんが若い頃勤務した中国長春(当時の満州)は,自分も同じ満州だった大連に数年住んだことがあり,身近に感じていた。奥さんの書いた「流れる星は生きている」もそのときに読んだし,息子さんの藤原正彦さんの著書「国家の品格」「祖国とは国語」もそのときに読んでいる。なぜか,新田次郎さん本人の著書は読んでいなかった。たぶん堅いイメージで自分の好みではないだろうと勝手に思い込んでいたのかも。

 ためしに電子ブックで購入すると,話にどんどん引き込まれていきました。久しぶりに,「ああ,続きが読みたい!!」と思いながら本を閉じる(電子ブックをOFFにする)毎夜だった。 

 まず,及川甚三郎という人。裕福な家(小野寺家)に生まれたが,養子になり及川姓に。養蚕業などの事業を次々と成功させたが,満足せず,挑戦し続けた人。バンクーバーでは,鮭の筋子を食べずに捨てていることを知り,日本への輸出を考えたり,ドッグサーモンという現地の人が食べない鮭を缶詰にしたりと,ビジネスチャンスを確実に手にした人。バンクーバーの小さな島を日本人の島にしたいと,約80人の同郷人を連れて,密航させたこと。(「密航」とはいえ,正式な移民として手続きできる見込みがあったことにはほっとするし,実際正式に移民として認められた。)甚三郎の,白人たちと対等にという思いや,日本人の誇りをもって島のみんなを統率したこと,感銘。もちろん大変な苦労だし,移民となった同郷の人たちも必死で働いて,渡航費を返済したり,日本の家族に送金したりした。明治の人々の一生懸命生きる姿を知った。当然,現地白人とのトラブルや差別もあったし,移民生活は決して楽ではなかった。一方,故郷東和町米川では不作が続き,カナダからの送金は彼らの救いだったようだし,渡航した人も家族のためにという思いがあったと思う。

 今,日本で働く外国人はどうだろうか? 賃金は安いだろうし(技能実習生のため?),でもその中から母国の家族に送金したり将来のため貯金したりしているんだろうなと。ああ,歴史は繰り返されているのかという思い。

 また,80人の移民は,まず最初の1年間カナダの大陸横断鉄道の建設のため働かなければならなかった。自分も訪れたことがある横断鉄道のいくつかの名所。当時,何も知らず笑顔で記念撮影をしていた自分が恥ずかしくなる。苦労して開通したのは知っていたが,日本人もここで働かされ(当然危険な仕事だから外国人を安い賃金で雇っていた。中国人も多かったらしい。),命を落とした人がいたことを。例えば黒部ダムの建設もそうだが,我々の便利な生活は先人たちの苦労(というにはあまりにも軽い言葉だが)の上に成り立っていることを知るべきだし,伝えていくべき・・・・・・。そんなことを思う。

 さて,及川甚三郎の転機は息子の英治の水死から。すっかり気を落としてしまった彼は,やがて帰国。ただ,これで終わらないのが彼。帰ってからも広淵沼の干拓のため,独自に測量に取り組む。ただ,これは宮城県で進めていたので実際は彼の調査したものは使われていない。しかし,彼の調査そのものは県のそれと大分近かったと著書では言っている。

 帰国前の出来事で,甚三郎が河の上で白人と一騎打ち的になるシーンがある。相手は拳銃を持ち,甚三郎はたしか短刀。どう考えても不利なのだけれど,船が揺れるので拳銃は思うように狙いが定まらないと考える冷静?あるいは捨て身?な甚三郎。結局,白人は甚三郎のすごさに圧倒され,逃げてしまう。このシーンが,映画を見るように結構どきどきだった。

 今,バンクーバーにある彼らが住んだ島はどうやらだれもいないようだ。少なくとも著者が取材したときには。そこにいた日本人(特に2世3世)はやがて白人社会に溶け込み,日本人だけで暮らす必要がなくなったようだ。カナダに日系人が多いのは知っていたが,自分の知っている土地の人たちが多く渡ったことを知り,もう一度カナダに行って,今度は違う視点で現地を見てみたいなと思った。・・・行けるかな? そういえば今年パスポート期限切れを迎えるんだっけ!!

 ああ,ともかく自分にとってインパクトの大きい1冊。これを機に,新田次郎さんの「アラスカ物語」(これも宮城県出身の方の物語らしい)と娘さんの「父への恋文」(藤原咲子・ヤマケイ文庫)を注文。しばし,新田ファミリーの”追っかけ”をすることにする。

 

 

 

正月早々,シーリングライトのトラブル

 正月の確か2日の夜こと。洋室のライトが突然ガサッとずり落ちるという事態に。コードでかろうじてつながっており,天井からシーリングライトがぶらぶら。ちょっと低めのシャンデリアと思いたいが,そんなしゃれたものではない・・・。ま,天井に止めてある”角形引掛シーリング”(うす黄土色の長さ5cm程度のもの)が,しっかり固定されていないなあと,年末の大掃除の時に気付いてはいたのですが,応急処置だけして,ま,なんとかなるだろうとタカをくくっていたことを反省。

 で,翌日の3日,ともかく角形引掛シーリング”なるものをしっかり固定する必要があるので,思い切って,天井裏に初潜入。この家に住み始めて12年目,初めて入った天井裏は,断熱材が丁寧に敷き詰められており,換気扇から外へつながる太い管,電気コードやLANケーブルを通していると思われる管があったり・・・・・・。意外と足を踏み入れる余地や立ち上がる高さもなく,柱や足の置き場を探しながら,最後はほふく前進で洋室の真上と思われる場所へやっとのことでたどり着くのでした。

 ライトのコードを確認すると,引掛シーリングをネジで固定していた手のひらサイズほどの板を発見。さてはこの板にしっかりとネジが届いていなかったことが判明。ただし,板をしっかり固定しないことにはネジをドライバーで打っても,板が浮いてしまってうまくいかないだろうと予測されるのでありました。そこで,一度天井裏から脱出し,適当な厚さの板を何枚か用意して,再潜入。小さな板を固定するために,ちょうどコードを通す穴の真上にあった”梁”的なものまで板を重ねて入れ込んでみる。この作業を腹ばいになって行うのは結構大変。背中の筋肉がつりそうになっているのが分かり,「ここで救急車要請なんて事態だけは,なんとしても避けなければ!! しかも正月だし!」というわけで無理は禁物。ま,なんとか板を入れ込むことに成功。

 いよいよ,洋室に戻り,ネジで引掛シーリングを固定します!! 板があまり大きくないので場所や向きもちょっと考慮して・・・。確かこっちの向きがよかったなあ・・・。取付け成功!! よし,いよいよライトだ! とライトを設置して「点灯!!!」

 

 てなことをやっていた正月でした。この作業,一度で成功はせず,2度目で成功。なかなか正月から初体験に恵まれた1日でした。はじめはライトがつかず,ライトそのものの交換が必要かなとも思われましたが,なんとか点灯し,無駄な出費を防ぐこともできました。ああ~,楽しかったのか無駄な苦労だったのかよく分かりませんが,ちょっとした達成感を味わうことができました!!

 今年も楽しくなりそう!

 

 

 

2023年,新しい年の始まり。

2023初日の出

 あけましておめでとうございます。久しぶりの投稿です。

 人生で初めて初日の出を見に行きました。大晦日,夕方から海近くの公園に車中泊という気合いの入れよう。何もそんなに慌てなくてもいいのに。でもね,万が一元旦に寝坊してしまうと嫌だし,元旦になって「やっぱり行くのやめた。面倒だし。」なんてlことにならないように,あえての車中泊。この日のために,車中泊用の大きめの毛布も買いました。紅白歌合戦の視聴も諦め,レンタルのDVD数枚とポータブルDVDプレイヤーをもって・・・。

 で,車中では熟睡はできず,1時間おきに目が覚めていましたが,5時半頃から活動開始。もうけっこうな車が海に向かっているのが分かります。自分も6時半前にいざ海辺へ。日の出時刻は6時52分頃。寒い中,ずっと日の出を待ちました。待っている間も,空の色が少しずつ変わっていくのがわかり,待つ間も(寒いけれど)わくわくを楽しむことができました。

 いよいよ日の出間近というとき,雲の隙間から「ダイヤモンド富士」ならぬ「ダイヤモンド雲」的な光が! そして,ダイヤモンドは徐々に大きくなり,ついにはまん丸の美しい日の出。あ~,前日から来た甲斐がありました。写真ではオレンジが全面に出ていますが,肉眼ではピンクっぽいところもあり・・・。

 初日の出で自分の気持ちも清められたように思います。きれいなものを見るって大切だなと思います。「物より体験」とはよく言ったものです。

 というわけで,今年もがんばります。

2022年振り返り

今年もあと3週間。月並みな表現だけど「終わってみれば早いもの」です。

今年自分はどれだけ成長できたのかな? 世の中の役に立っているのかな? 充実した1年だったかな? なんて考えてしまいます。あまり堅苦しくなく振り返ってみます。

その1:思い切ってカヤック購入!

いつもはレンタルカヤックとか体験コースとかで楽しんでいたカヤックですが,今年の夏は思い切って自分のカヤック(インフレータブル)を購入!隣県の湖畔に2泊して楽しんできたこと。景色も気持ちいいし,時間制限もないし,行きたいところへ行けるしで,天国気分でパドルでこいで楽しみました。難関は湖畔に戻るときに風のせいか水の流れが逆のため,予想より時間がかかっての着岸。気付くと両足が日焼けで真っ赤っか! 油断した~!と後悔しても時すでに遅し。見事に足の全面だけ真っ赤っかで,2,3日したら皮がむけ始め,3週間ぐらいはどこかの皮がむけている状態。子どもの頃は皮がむける経験をしたけれど,いい大人になってこんなにむけるなんて・・・・・・。仕事ではパンツが多いので目立ちませんでしたが,同僚には恥ずかしくて言えなかったなあ。でも,いい思い出です。カヤックは狭い家には場所を取りますが,来年も楽しみたいなあと思います。体力の続く限り。

 

その2:夏の岩手三陸海岸の旅!

ゴールデンウィークに行こうと思ったのですが,三陸の45号線がものすごい渋滞で・・・・・・。ねばり強くない自分は,別方面に切り替えたのでした。

で,リベンジで夏にもう一度岩手方面へ。主に釜石,宮古,遠野と回ってきました。たった1泊でしたが,青い空に青い海! 本当に気持ちが良かった。釜石観音様は高い丘の上にあるので,観音様の中にはいってさらに高い場所から海を望むと,「きれ~い!」「こわ~い!」「風つよ~!!」の3拍子がそろってなかなかの興奮度でした。

念願だった宮古浄土ヶ浜にもついに行くことができました。天気にも恵まれ,三陸満喫でした。浄土ヶ浜とはよく名付けたものだと。その日は姉ヶ崎のキャンプ場に泊まり,翌日遠野へ。たまたま遠野の道の駅で「餅まき」をしていて,ちゃっかりお餅をゲット! 思わぬ旅のプレゼントに神様に感謝でした。

コロナ第7波に見舞われた今年の夏でしたが,行動制限がなかったおかげでそれなりに楽しむことができました。ありがたや,ありがたや。

最近の読書から

10月末,今年の読書目標50冊を超え,昨日60冊目を読み終えました。

髙橋和巳さんの「子は親を救うために『心の病』になる」(ちくま文庫)です。タイトルが「おお~,なるほどそうかも」と思わせるもので,著者の髙橋さんの本は初めてでしたが,思わず購入したものでした。

著書(カウンセラー)のもとに来る人は,子どもが引きこもったり,家庭内暴力で困っていたり,はたまた摂食障害になってしまっていたりするものですが,やがてそれは自分自身が育ってきた環境(我慢してきたこと等)にも大きく関わっていることなどなど。他にも,虐待を受けて育った子,発達障害の親に育てられた人の悩みなど,今まで「親だったら(大人だったら)当たり前のこと」と思っていたことが,その人の育てられ方で「普通」は「普通」にならないことなどが納得。特に,自分自身の経験(過去に会った人)で,なんで旦那さんと離婚しないんだろうととても不思議に思っていたことが,この本の説明で納得。そういう方は自身の育ちの中で,我々とは「善と悪が逆」になっているというものでした。

発達段階においても,.髙橋さんの説明では次の5つ。

1 乳幼児期

2 学童期

3 思春期

4 成人期

そして,

5 宇宙期(髙橋さんの独自(?)に行き着いた考え方。こう考えると説明がつくみたいな。)

この宇宙期にはいった人の感情というか感覚が「ああ,いいなあ」と感じました。

「まだ真面目にきちんと人生を完成させないといけないという思いはあります。それで気持ちは揺れますけど,でも揺れは小さくなっていて,その動きを楽しんでいます。自分の存在を感じて,その周りでことは起こるんだ。起こることは全部オーケーなんだと思います。」

 

自分には情報量と「なるほど感」が多く,まだまだまとめることが難しい本。また読み返したいと思う本です。

 

けん玉買いました。

お題「これ買いました」ko

 

1週間前,ネット販売で「けん玉」を買いました。けん玉協会公認のです!

わけは,スクワットなどの筋トレをただ続けるより,けん玉なら楽しみながらできると思ったから。けん玉って意外と膝を使って上下運動すると思ったので・・・。

で,結果・・・・・・。結構スクワット代わりにいいかも。思った通り膝を曲げて操作します。今,「もしけん(もしもしかめよ~♪の歌に合わせて玉を2つの皿に交互にのせていくやつ)」と,「日本一周(小皿→大皿→けん先の順に載せる)」と,「飛行機(玉を手に持って,けん先を玉の穴にいれる)」の3つを主に練習しています。

なかなか面白いです。YOUTUBEを見ながら練習すると,こつがわかり,「へ~」と感心しながらやっています。YOUTUBEがなかったら闇雲に練習し,うまくならず三日坊主というオチもあったと思いますが,今やYOUTUBEは万人の味方。

YOUTUBE,ばんざい!!

 

ちなみに練習しすぎなのかどうか,けん玉の皿胴という部分が,剣からずるっととれてしまいました。接着とかしていないんですね~。手で簡単に戻せるのでいいのですが。

 

ともあれ,けん玉名人への道と筋トレ,一石二鳥目指して頑張ります!